コーレス(Colles)骨折

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コーレス(Colles)骨折

前腕骨下端部の骨折中では、最も頻度の高い骨折の一つです。橈骨の骨折した末梢端(骨折部分より手首側の骨折片)が中枢端(骨折部分より肘側)の背側(手の甲側)に転位(骨がズレること)し、中枢側の骨と重なるように短縮するため、手首がフォークの柄のように曲がってしまい ます。
転位が大きいと、尺骨(隣の骨)との関節を支えている靱帯が断裂し、脱臼することもあり、特に高齢者では尺骨の脱臼を合併するケースを多く観られます。
幼小児では骨が軟らかいため、折れるのではなく骨が曲がったり圧迫されたような状態になることもあります(これを若木骨折と言います)。
治療は整復操作(せいふくそうさ)により転位を除去し、再度の転位を防ぐ固定をします。固定期間は小児や若年者などで3週から4週、中高年から高齢者では6週ほど施行します。

整復操作とは:骨折した患部を引っ張って転位を修正し、正常な位置に戻す動作のこと。そうすることによって手術を回避できるのです。

「コーレス骨折の注意点」
骨折の整復が不十分な場合、あるいは固定が不十分で再転位してしまった場合に変形したまま骨折部分が癒合してしまうことを変形治癒と言います。この様な状態では手首を返す動作(回内・回外)特に手のひらを上に向ける回外動作が制限され、また手首の屈伸角度も制限されてしまいます。

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